気づけば桜が散り始めてきました。
大学では、顔の新しい入学生たちがぞろぞろとやってきました。
ロビーの椅子に、たくさんの人たちが群がっています。
僕は、書類を取りに来ただけだからいいんだけど・・・
ふと、ガラス越しに外を見ました。
みんな、お花見がてら、サークル活動の勧誘をしています。
とても楽しそうです。
ワイワイ
ガヤガヤ
まるでお祭りのようです。
そんな中、一人だけ、ポツンと、イチョウの木にぎこちなくよりかかっている人がいました。
何をしているんでしょう?
よく見ると、猫を相手に何か喋っています。
何も出してはやらないよ。
そんなことを言っているように感じました。
しかし猫は、何かもらえるんではないかと思ってないています。
ないているだけでは、きっとダメなんです。
立っているだけでも、きっとダメなんです。
どちらかが、
わかろうと踏みだして
どちらかが、
やってみようと手を伸ばさなければ
きっと
きっと
どこにも行けやしないのです。
ただ、桜は散っていきます。
時間は過ぎていきます。
春が終わります。
梅雨になります。
そんなことは知っています。
ただ、
ただ、
私は願いました。
手を伸ばしました。
夢、とか、希望、とか、そんな言葉を一生懸命に信じました。
よかった。
本当に、今日は いい日だ。
あきらめないで、よかった。
私にチャンスをくれた方々、
本当に、ありがとうございます。
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